ツバサクロニクル

□私立掘鍔学園
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放課後の帰り道ーー…

「…ねぇ…小狼」
「…ん?何?」

「小狼って…好きな子いる?」

ーーは?
なぜ、そんなこと聞くんだといいたいって…ってか俺まだ告白してなかった?!
やばっ…なんて答えよか…「…い…いるけど」
と言った途端サクラが急に落ち込んだ様子が見えた。
「そう…なんだ」
なんか…誤解だ。
好きな人はサクラなんだけど…今言うべきか?

絶対サクラ他の子が好きだと勘違いしているなきっと
っと思ってる内にサクラが「付き合えるといいね」

なんてどう見ても作り笑いだってわかるような笑顔。
ひきっつってるし…顔。
仕方ない…言うか。

「あのさ」
「何?」

「好きな人さ」
ピクッ…サクラの肩が一瞬動いた。

「サクラ…なんだけど」
「……え」

サクラの顔は驚いた顔をしていた。
「…う…そ」
「…嘘じゃないよ」

「本当に?」
「うん」

「あ…私も小狼が…好き」
「うん」

「あ…ありがとう」
と言ったサクラは笑顔を見せた。

「じゃあ…行こうか?」
「うん!」

夕日を背にして歩いて行ったその後ろには…

「…やっぱりいいわね〜若い子の告白は。」
とユウコさんがいった…で。
「そうですね〜小狼くん達お似合いだったですもんね〜」と言うファイ。

「お前ら…いい加減そののぞき見を直せ!!」

と怒鳴る黒りんなのでした☆

「だからなんで俺が落ち役なんだよ?!ってか黒りんじゃねぇ!!」

つづく☆
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