ツバサクロニクル
□私立堀鐔学園2
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四「いきなり出てきたらこうなりますよ!!」
ユ「ふふ。で、B組とC組はメイドカフェっていうことね?」
とサクラに問い掛けた。
サ「はい。そうです。」
するとユウコ先生が
ユ「んー…でもねぇ何か足りない気がするのよね〜新鮮味が欠けてるというか。」
と言い出した。
サ「足りない、ですか?」
ユ「ええ。何て言うか…パンチが足りないのよねぇー」
四「メイドカフェにパンチはいらないでしょっ!」
と突っ込んだ四月一日。
ユ「こいうのはどう?男子も一緒にメイド姿っていうのは!」
そう言った途端、黒鋼先生と四月一日が
「「なんだってーーーー?!!」」
と叫んだ。
そのとき、
「わーい!メイド服ー♪」
急に外の窓からファイ先生が登場してきた。
黒「お前も窓からかよ?!」
フ「オレもメイド服着てみたーい!」
黒「はあ?!なに生徒の行事に入ろうとしてんだ!!」
フ「いいじゃん!ねーユウコ先生っ?」
ユ「そうね。何事にも例外は…」
黒「ない!!」
フ「えーなんでさー」
と拗ねた口調言うファイ。
黒「うるさいっ黙れ!全く何考えてんだ!」
フ「うわーんっユウコ先生〜黒様先生が虐めてくるよぉー」
嘘泣きしながらユウコ先生に助けを求めた。
ユ「まあ!可哀相に黒鋼先生には後でお仕置きをしなくてはねぇ。」
黒「なんでだよ?!」
一方、四月一日は…
四「男子もメイド姿?!ってことは百目鬼も!?…ぎゃああああああ!!?ありえないーー!!!」
と被害妄想していた。
そして、唖然と見ていたサクラは、
サ「えっと…企画はこれでいいのかな?」
ーーーーーー…廊下。
サ「四月一日君。大丈夫?」
四「う…うん。なんとか。」
とひきつった顔しながら返事をした。
すると、四月一日が
四「…ん?あれって…」
サ「え?何?」
四「前にの方にいる男子…あれ小狼じゃないか?」
サ「…え。あ…。」
四「もしかして…一緒に帰る約束してた?」
サ「う…うん。」
と照れたように返事をするサクラ。
四「じゃあ追いかけなよ、鞄持って校門前で待ってるからさ。あっ!もちろんそのあとは別行動で。」
サ「えっ一緒に帰ろうよ。」
四「そこまでヤボじゃないよ〜じゃあ行っとくねー。」
サ「あっ…うん。」
そう言うとサクラは小狼が行った方へと走った。
「待って、小狼君っ」
小狼の後ろ姿がかどに曲がった。