ツバサクロニクル
□新☆私立掘鐔学園
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キーンコーンカーン…
「はあー…やっと朝の授業終わった〜」
と四月一日君がぐったりしながら呟いた。
「そうだね…」
「ん?どうした?小狼。」
「え…何が?」
「何か元気なさそうに見えるぞ?なんかあったか?」
「何もないよ。」
「そうか…?」
どうしようか…バレンタインデーの事四月一日君に聞いて見ようかな…
「あ…あの四月一日く…」
ガララララッ…
勢いよくドアが開いた。
そこに立っていたのは百目鬼君だった。
「…何だよ。百目鬼」
と百目鬼君にガンとばしながら言う四月一日君。
「……飯。」
「わかってるわ!!これから行こうと思ってたんだ!…と悪いな小狼。何か話あるんだろうけど後からでも聞いてもいいか?」
「え…あ…うん。」
聞こえてたんだ。
「あっ小狼一緒に昼ご飯食べようぜ。」
「あ…今日はいいや。ごめん。」
「そっか…わかった。じゃあまた後でな!」
「うん。」
何か…四月一日君に気をつかわせてしまったな…。
ーーー…裏庭。
静かな所で弁当を食べようと、
ちょうどベンチがあったのでそこに座ることにした。
トサッ…
「はあー…」
弁当箱開いたものの、
朝の事気になりすぎて…箸が進まない。
すると…横からぴょんぴょんと足音が聞こえてきた。
そして、
「よっ!しゃーおらん」
と足音はモコナ達だった。
「ああ…モコナ達かぁ…びっくりしたよ。」
「「わーい!びっくり大成功」」
とハモりながら言った。
「モコナ達どうしたんだ?こんな所に来て…。」
「えーとねぇ〜」
白モコナが言う。
「びっくりさせようという気持ちでもしたけど…」
次は黒モコナが…
「元気づけようという意味でもびっくりさせちゃおうって思ったんだ。」
「…そうなんだ。ありがとうモコナ達。」
「「いえいえ☆…で、どうして小狼は元気が無かったの?」」
「あ…いやその…」
「言えない事なのか?」
黒モコナが聞く。
「ううん。そんなことないよ…えっと…」