表駄文

□水なき魚のように…
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水なき魚のように…


「渇いてるんだ…」

「…えっ?」

「渇いてる…」


何度口付け
躰を重ねても

何度好きだと
囁いても

心は決して
満たされる事はない

それは
地上に打ち上げられた
哀れな魚の様で

水なくしては
呼吸する事も出来ず

ジワジワとその身は
干涸らびていき

やがては
死んでしまう
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