表駄文

□You Are “BABY FACE”
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「カガリってさ、やっぱりベビーフェイスだよな?」


You Are “BABY FACE”


唐突なアスランの言葉に、カガリは訳も分からずムッとした。

「何だよ、それって私が子供っぽいって事か?」

プッと頬を膨らませ、アスランを睨み付ける。

「まぁな」

クスっと笑い、アスランは利き手で頬に触れようとしたが、カガリはそれを払いのけ、そのままくるりと背を向けた。

「…カガリ?」

アスランは声を掛けるが、カガリは何も言おうとしない。
しょうがないなと軽くため息をつき、アスランは言葉を続ける。

「そんなんだから、いつまで経っても子供なんだよ」

「うっ、煩いっ!」

ようやく言葉が返って来るも、すっかり機嫌を損ねてしまったお姫様の態度に、さすがのアスランもお手上げ寸前。
ちょっとからかい過ぎたなと反省し、肩に手を掛けようとした、その時だった。

「ど、どうせ…私は子供だ…」

ぽつり、ぽつりと背を向けたまま、カガリは言葉を漏らす。

「お父様のように…立派な政治家になりたい…って…いつもいつも…頑張ってるのに…」

分かってる−。

明らかに自分を見下した大臣等の態度を見ていれば。だけど少しでも国をよくしようと

戦って 
戦って

なのに
何も分かってくれない
何もできない自分が
こんなに無力な
存在だなんて

悔しくて
悲しくて…
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