表駄文
□運命−さだめ−さえも越えて…
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運命−さだめ−さえも越えて…
窓から空を眺めてると
君と出会い
過ごした日々が
さまざまと
思い出される。
今頃君は あのオーブの
青空の下で
何をしているのだろうか
あの慌ただしい
政治の世界で
精一杯体を張って
頑張っているのかと
思うと
もどかしくて
どうしようもなくなる
だけど 今は行けないし
−行かない
あの時、そう固く
誓ったのだから…
プラントとオーブ
遠く離れた場所に今
俺達はいる。
決して嫌いになったとか
そんな事ではなく
今の俺達の環境や立場を
考えれば
それは当然の選択だった
別れの朝に交わしたキス
君に触れた腕の感触
今も忘れる事が出来ない
ただ 涙を貯め
こちらを見つめた
澄んだ琥珀の瞳だけは
まともに見る事が
出来なかった
あの時
君はどう思っただろうか
胸がチクリと痛んだ