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□冷徹
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日誌を書き終えてから二人で門を出ると
「私、用事あるからここで」
「はい、気を付けて帰って下さい」
「有難う、南野君もね」
蔵馬が歩き始めると一台のバイクとすれ違い、蔵馬がバイクの方に目をやると
「そー恐い顔するなって、ほら乗れよ」
##NAME1##が決して学校では見せない表情を見せていた
「いい加減辞めたら?」
「チッ、いいから乗れ」
バイクに乗り去っていった
なんとなく真っすぐ帰れず、蔵馬は桑原と幽助の屋台ヘ行くと、屋台の近くにある高架下で喧嘩が始まった
「あー、またか」
「何がだ?浦飯」
「スカッとしねぇー喧嘩。弱そうなの連れてきて、終わったら、男が後ろで待たせてる女に言い訳させるんだよ」
「はぁ!?ナンじゃそりゃ」
「前に聞こえたんだけどよ、男が金持ちのボンボンみてーでさ、遅くなった時、親からの電話で女使ってんだよ」
「なんつー男だ!…って、後ろの女の制服、蔵馬の学校で見た様な…」
「…オレのクラスメートの##NAME2## ##NAME1##だ」
「はぁ、世間は狭いもんだな。あ、終わったみてーだな」
##NAME1##が持っていた男の上着の中の携帯が鳴って
「携帯鳴ってるわよ」
「又、ババァからかぁ?
…もしもし、母さん?大丈夫だから心配しないで。あ、ちょっと待って
ほら、いつもみたいに頼むぜ」
「…##NAME1##です。すいません、つい一緒にいるのが楽しくて…」
そう言って電話を切った途端
グイ
##NAME1##は顎を掴まれ
「怪我の言い訳大丈夫なんだろうな?助けて貰ったとか何とか言っとけよ。
なんだよ、その目?!」
「目つき?次から気を付けるわ」
##NAME1##が視線を逸らすと離れた所にいる蔵馬と目が合い、大きく目を見開いていたがすぐ蔵馬から視線を外した