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□冷徹
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あの子、絶対に裏表あるよね
そういえば、着替える時アザ見たよ
えー、どっかの不良と喧嘩してるとか?
そうかなぁ、でもさ、先生達から気に入られてるよね
そりゃ、ご令嬢だもん!先生は気使うよー
席替えでオレは噂の人と隣になった
HRにて
「後期の委員、立候補いないなら、…南野!お前なんだかんだと入学してから何もしてないだろ?」
「あ、はい」
「女子は…##NAME2##!」
「あの…私は…」
「いいだろう?総合では女子のトップ、余裕があるだろ…」
「わかりました。私やりますから…!」
゛そういえば中学の時すげー選手だったらしいなぁ゛
゛新体操してて、妖精って言われてたんだぜ、もったいねー゛
口々に囁かれていた
放課後
「南野君、頑張ってね〜」
クラスの女子達が出ていくと…
「私がするから、いいよ」
「お互い、嫌々するんだから押しつけても仕方ないでしょう?貸して、日誌はオレが書くから、これ写してくれますか?」
「うん、ありがとう」
どうしてだろう、##NAME2##の瞳
苦しそうな目
「南野君てさ、紳士的よね」
「何ですか?急に」
「ん、私みたいなのにまで親切にしてくれるからかな」
「そう?
そういえば、##NAME2##とこうしてちゃんと喋るの初めてですよね」
「そうだね」