短編
□You are beautiful.
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「あ、俺シャワー浴びてきますね」
その言葉を聞いてからかは定かでないが
ヒバリさんは怪しい笑顔を浮かべた。
いや、でもその前から笑っていたとしたら
それはそれで問題か。
「ヒバリさん…何か変なこと考えてません?」
「…………全然」
とかいいつつ明らかに挙動不審に見えるのは
気付かなかったことにしよう。
「ねぇ一緒に「入りません。」
「な…何がっ…?
…僕は一緒にババ抜きをしようっていうつもりだったんだよ。
何?もしかして君何かやらしいことでも考えてた?」
綱吉ったらエローい、と
なんとも残念な顔で笑うヒバリさんを無視して
俺はシャワーを浴びに行った。
二人でババ抜きはないだろ。
どうせつくなら
もっとまともな嘘をつけばいいのに。