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□蛍
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主人公死亡・原作とは異なる内容につき、閲覧注意














小さくて消えそうな
淡い貴女(ヒカリ)



ずっと俺の
そばで舞っていて下さい

































「…これは極秘任務だ
失敗は許されない」




俺が暗部に入って間もなく
うちは一族が企むクーデターは
着実に進行していた



同時に、木の葉側による
その弾圧の対策も




両者に挟まれ
俺は人であることを忘れそうな程感情を殺さなければならなかった



元々、忍とはそういう者なのだと教育は授けてきたものの


国から敵とみなされたのは
己の一族


いくら忍とはいっても
俺にだって、人並みの感情は存在しているのだが



上司は容赦なく
俺に命を下した





「眼には眼を…
万華鏡写輪眼を開眼するのだ」









耳を疑った



何を言ってるんだ、こいつは





「容易いことではないらしいが…お前なら出来るだろう?」









そうか、こいつは
詳細を知らずに俺にそんなことを


知るわけがないか
それはうちは一族の中の秘密だからな





「期限は一週間
それ以上はクーデターが始まってしまうからな」



「………了解しました」







(本気でこいつは
このクーデターを力で押さえ込むつもりなのか…)





俺は救われぬ一族の命運に
胸を痛めながら



俺は後退し
静かに闇の中に消えた






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