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□ちゅー禁止令!
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※会話文のみ。
キャラ崩壊注意!笑
「…あのね?最近さ、ちょっと唇カサカサしてるなーとは思ってたんだけど、まぁそのうち治るだろうって放置してたんだー、そしたら病的に乾燥して腫れてきたからさ…皮膚科に行ってきたんだよね。そしたらさ、病院の先生に『…ヘルペス…かも…しれませんねぇ』ってスゲー曖昧な診断されたからさ、とりあえず飲み薬貰ってきたんだよねぇ、本当は塗り薬が良かったんだけど…ほら見て?錠剤の癖にカプセル並みの大きさなの。参っちゃうよね…私飲めんのかなぁ…。ってことで、直接キス・間接キス禁止だから。」
鼬「……………は?」
「んじゃ、そういうことで」
鼬「…ちょ、ちょっと待て……」
「…ん?」
鼬「……つ、つまりは…」
「…あの文の要旨は、チュー禁止ってことだよ?」
鼬「………」
「んじゃ、そういうことで」
鼬「…そ、そうか…わかった」
「…まぁ、言う程スキンシップしてないから、別に問題ないよね?」
鼬「…あ、あぁ…そうだな…早く治るといいな……」
「まぁそれはそうだね、ヒリヒリするし」
鼬「………」
「あーでも薬いやだなぁ…」
鼬「………」
「…あれ無視?おーいっ…」
鼬「………」
「……コーヒー、おかわり持ってこようか?」
鼬「…はっ!い、いや…自分で持ってくる……」
「…あ、そう」
ガツンっ
鼬「……痛っ」
「ちょ!大丈夫!?…なんでドアに真正面から突っ込むのさ!」
鼬「…いや、ぼーっとして…だな…」
「ぼーっとのレベルじゃないって!…ほら、ほらそこ足元!」
鼬「…は?えっ……痛っー…」
「…その荷物自分で置いたっけじゃん、」
鼬「……………」
「…もしかして、大ダメージ?笑」
鼬「…!…そ、そういうわけでは…」
「…別にキス魔じゃあるまいし、そんなことでショック受けるようなキャラじゃ…」
鼬「…だが、駄目と言われると無性にその衝動に駆られるのも事実…無理だっ、我慢できん!」
「…え?…はぁああ!?」
鼬「…久々に会えたかと思えば単刀直入にキス禁止令だと!?ふざけるな!…さっさと唇を差し出せ!」
「…待て待てぃ!ちょっ、自分が何言ってるか分かってんの!?落ち着けって!」
鼬「…落ち着いてなどいられるかっ!…禁断症状で可笑しくなりそうだ…」
「もう手遅れっぽいけどね!はやくキャラ取り戻してよ!」
鼬「………断る!」
「はぁっ!?…ちょ、こっち来んな!」
鼬「何故俺を拒む!…俺に愛想尽きたとでもいうのか…!」
「だから病院の先生に言われたからって言ったじゃん!…あああ、移る!移るからぁぁあああ!!!」
鼬「…構わない、俺に移してお前は早く治すといい…」
「…そういう問題じゃねぇえええええ!!!!!」
ちゅー禁止令!
その後、
私達は仲良く唇を腫らして、
そして、
しばらく口を聞きませんでしたとさ。
20130324
症状は、ノンフィクション(笑)
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