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□教会と花と人と機械
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目の前には教会にもある椅子と真っ白な花と花に向かって光が差し込んでいる光景が目に映った。


『綺麗……』


クミは愛おしそうに花々に触れる。



「誰…?」


不意に後ろから声が聞こえた。

クミが振り向けばそこにはふんわりと優しい笑顔を浮かべている女性がいた


『ごめんなさい!つい、花が綺麗で…』

チラリと花を見やる。
女性はニコリと笑みを浮かべた。


「私はエアリス。あなた?」

『私は初音クミです。』

「よろしくね、クミ」

『は、はい!』





「ここにしかお花咲かないの。だからここでのお花は珍しいのよ」

『へー、なんだかもったいないですね』

クミは悲しそうな表情を浮かべる。
逆にエアリスは苦笑を浮かべる

「…はい!」


エアリスがクミの頭にふんわりと花を1つ乗せる


『いいんですか…?』

クミの言葉にエアリスは頷く。


『ありがとうございます!』


クミの言葉と同時に教会の扉が開いた。


「クミ、ここにいたのかよ、と」

『レノ!』

「え…?クミ?え…?」


突然の人物にエアリスはクミとレノを交互に見ながら困惑していた。


『…ごめんなさい、エアリスさん。私…神羅にいるの…』

クミは悲しそうな表現をしながらエアリスに謝った。

そしてすぐにレノとその場を離れようとした。
しかし、後ろからクミは声をかけられた。



「クミ、またね!」


『!…はい!』








(また、新しい友達ができました!)
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