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□銀髪の髪はあの子を思い出させる
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『レノー。』


クミは1人迷子になっていた。
綺麗な水色に染められている髪をなびかせながらレノをクミは長い長い廊下を渡り歩いていた。
ちなみに人は歩いているのだがクミは上手く人と話すことができないために声をかけることができなかった。
歩いていく度にクミには不安が募るばかりであった。



『あ、』


うつむきながら歩いていたクミは誰かにぶつかってしまった。


『ごめんなさい!』

「いや、怪我は?」

『大丈夫です…』


クミがぶつかったにも関わらず心配そうな表情を浮かべる銀髪の人にクミは申し訳なく感じた。


『ハクと同じ髪色…』

「?」


『あ!いえ!』


アセアセと訂正しようとするクミに銀髪の人は笑みを零した。


「名をなんというんだ?」

『あ、初音クミといいます!』

「初音…?」


『あ、信じて頂けるか分からないけど初音ミクの妹です』


「…確かに似てるな」


やっぱりこの人もボーカロイド知ってるのか。そんな風にクミは銀色の髪をした男を見つめた


「そういえば私の名をいってなかったな。私はセフィロスだ。断じてイカではない

え、明らかに人間と分かりますよ?


あのチョコボめ。とかいってらっしゃいますが一体彼に何があったのだろうか。



「セフィロスー!」


『ザックスさん!』

「よっ、クミ!」


「知り合いだったのか」

『はい!つい最近にですけどね』

「って、立ち話してる場合じゃない!セフィロス!任務だ!」


「…わかった。あ、これをやろう」

去り際にセフィロスはクミの手のひらにちょこんとピンク色の包み紙に巻かれた小さなあめ玉をおいた


『!!ありがとうございます!』




そしてその後レノを発見したクミはレノと一緒に戻り終始幸せそうな表情を浮かべていた。
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