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□ハリネズミ!
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「ミクの妹ねぇ…」

『は、はぁ』


そう言ってハリネズミさんは私を全身をかけて見た。正直変態に見える。そういえばこの人名前なんだろう。


『あの、貴方名前はなんていうのですか?』


私は意を決してハリネズミさんに聞いて見た。


「俺?俺はザックス!よろしくな!」


そう言ってハリネズミさんもといザックスは満面の笑みを浮かべた。不覚にも私がときめいてしまったのは内緒。


『ザックスさんはこのトレーニングルームで鍛えてるの?』


「あぁ!俺の凄さを見せてやろうか?」

いえ、いいです


えー


ザックスって結構面白いです!からかいがありますよ。あの変態マフラーと似てて!


「今失礼なこと考えてただろ」


『いいえ?』



「そういえば今日は英雄様はいないんだな」


あ、やっと今まで空気だったマスターが話ましたね


「クミってたまに黒いよな」


読心術でしょうか。やっぱりマスターは凄いです!


「(なんかそこで誉められても…)」


「今日から任務だからな」

「そっか、運がなかったな」


『?』


英雄っていうのでやはり必ず会えるというわけでもないのですね…でも仕方ないですよね。今日は諦めましょう。
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