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□ハリネズミ!
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『マスター…?ここどこですか?』
「ここはトレーニングルームだぞ、と」
2人はトレーニングルームの扉の前にいた。クミはまたどんな人たちに会えるのかを楽しみにしていた。そんなクミに対してレノは得意な顔をしていた。
プシュー…
扉が開く音と同時にレノはさっさとその部屋の中へと歩いて行った。
「よっ。やっぱりここにいたな」
「なんだよー!いて悪いか!」
レノが話しかけていたのは口調では怒っているけど表情はとても楽しそうな表情をしていた。髪形を見るとなぜかハリネズミを連想させてくれる
「ん?この子は?」
私の存在に気づいたハリネズミさん(名前が分からないので)は私の方へ振り向いた。
「…誰だと思う?」
レノは意地悪そうな顔を浮かべてニヤニヤと笑っている。正直恐いよ
「んー…レノの隠し子」
ずしゃっ!!!!!
ハリネズミさんの答えにレノは綺麗に滑りこけた。そんな姿にハリネズミさんは大爆笑していた。
「全然違うぞ、と。こいつはお前も持っている初音ミクの妹だ」
この人も持ってるんだ…もしかしてここの人たちってオタク?
「今失礼なこと考えてなかった?でも俺ミクに妹がいるなんて聞いたことない」
「服装を見れば分かるんじゃないか?」
ボーカロイド独特の服装。この服を着ている人はこの世界にはあまりいないだろう。