FFZ
□出会って3分で後悔した
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「社長!ちょっと待ってくださいよ、と」
そう言ってレノはルーファウスの近くまで寄った。
あ、レノだけかと思えばルードもなぜか近寄ってた。(ルード影薄くない!?)
「社長はもう初音ミクを持っているじゃないですか!」
「ふっ、初音ミクと初音クミのコラボをしたいんだ」
「いやいや、俺まだ1つも持ってないんですから譲って下さいよ、と」
な、なんて…なんてほのぼのとした会話なんだ!
…もしかしてこの2人のどちらかが私のマスターに…?
「俺だけなんですよ!?あのツォンさんでさえも持っているのに…!」
レノ…なんか可哀想…
「…俺も欲しい。」
「お前もか!
お前は鏡音リンを持ってるだろ!」
ルードがリンちゃんを!?
ルード…まさかのロリコン?いや、もしかしたらツンデレのところに萌えたとか…?(ルードは萌えたとか言ってないよ!)
「クミ!!」
『は、はい!?』
ちょっ!いきなり声をかけたからびっくりしたじゃない!
てかみんな顔険しくない!?
「お前は誰がマスターがいいんだ!?」
『え…?』
機械がマスター(持ち主)を選ぶなんて聞いたことないよ!
でも…もし選べるなら…
『…レノ…』
レノの服をちょっと掴んでそう言った。あれ?なんか顔が熱いような…?
なんかレノもちょっと顔赤いし…どうしたんだろ?
「レノ減給!」
『「え゙っ!?」』
あ、思わず私も驚いちゃったよ。
それよりここの会社…大丈夫なのかな
これだけで減給にする社長ってなかなかいないよ
そして、これがすべての始まりであり沢山の日々を重ねていく度に沢山の人たちと出逢うことになる…。
(ミク姉…私は元気にやってるよ)