FF]

□新しき召喚獣
1ページ/6ページ



「なぜ知っているのか答えろ」

『そんな恐い顔されたら余計答えられねぇよ!』


俺を普通に見ているはずのアーロンは俺にとって恐怖に感じられていた。


『じ、実はだな。』

ゴホンと前置きをおいた。
空気が俺にとっては凄く痛く感じた。


『(言うべきなのか?それで、未来は変わらないのか?)』


「葎…?」


心配になったティーダはうつむいている俺の顔を覗き込んだ。
うわ、近っ!ってじゃなくて…。




『ルカでお前らの会話聞いたんだよ!』


「は…っ…!?」


ティーダの顔が心配していた顔から驚きの顔へと変わる


『いやぁ、だから俺そーなんじゃないかなって思って!』

「本当なのか?」

『あったりまえだ!じゃあ先に行くな!』


そう言って俺は早々に寺院の道へと走って行った。その後ろ姿をアーロンとティーダは見届ける。








『あっぶねー!危うくバレるところだった』


ふぅと俺は一息ついた。
前の方に視線を向ければユウナ達とルチル達が何かを話していた。


『確かあのチョコボだけ残ったんだっけ…』

「クエー!」

俺の姿を見かけたチョコボはすぐに俺のところに走って行った


『可哀相だな…』

ナデナデとチョコボを撫でてやればチョコボは気持ち良いのか鳴いた



「この子だけでも助かったのですから良かったと思わなければいけないのですからね」


『まぁ、そうだよな…』


「それでは、私たちはそろそろ行きます。どうか道中お気をつけて」

「ありがとうございます。どうか討伐隊の皆さんも気をつけて下さい」


ルチルは2人を連れてさっさと行ってしまった。
その3人と一匹と入れ違いにティーダたちが来た。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ