ＦＦⅩ
□逃亡
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｢そいつから離れてくれないか？｣
｢それはできない相談ですね｣
『…何この状況。』
シーモアは俺を抱き寄せている体制で白は白で俺の腕を引っ張っている。
端から見れば誰しもがさぞかし羨ましがる光景だろうな
しかし、俺はなんか…複雑だ
てか、なんだよこの２人。ずっと睨みっぱなしじゃん…正直怖い…。密かに俺の足震えていらっしゃいます
こんな重々しい沈黙を破ったのは白だった。
｢ならば強制的にどいて貰おう。｣
白さん怖い。なんか怖いよ。
あぁ、今度から白のこと黒さんって呼ぼうかな
｢と、彼女は仰っていますよ？｣
『……………は？』
へ？何言ってんのこの人？なんで俺が思ってたこと分かったの？もしかして読心術？
｢安心して。凄く声に出てたから｣
『……ごめん……』
あぁ、なんということか恥ずかしいぞ。声に出てただと!?
…今度は気をつけなければな！
｢…葎の最初の修行は思ったことをすぐに声に出さないことだね｣
ごめんなさい