FF]

□出会い
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葎の前に現れたのは毛並みが良く真っ白な猫であった。


『……。』


葎はただただ口をだらしなく開いたままポカンとした顔で床の上に立っていた。

?「あれ?君は誰だい?僕はてっきり葎という少女の所に来た筈なのに…」

その白い猫はいきなり喋りだし淡々と言い更に葎はびっくりして口を開き放しで目を見開いていた。


『それが俺なんだけど…?』


葎はまだびっくりしたまま言葉を発した。

?「…あれ…?卯月葎っておとk『俺一応女だけど…』

いつもなら男とか女とかを気にしない葎だったがこの猫は自分に用があるらしく敢えて遮ってまで訂正した。

?「(全然女に見えない…)そっかぁ…まぁいいや!初めまして!僕は白!よろしくね!」

おい、心の声聞こえたぞ
…ん…?よろしく?』


にっこりと葎に笑顔を向けながらいう白という猫に心の声が聞こえた葎はそこを指摘し疑問になったところを伺った。

白「あぁ、ごめんね。君を訪ねた理由を言ってなかったね。簡単に言うとFF]の世界に行ってもらうよ」


…What?


白の唐突の言葉に葎はまたもや口を開けポカンとした。

しかし、白の顔はしっかりとした真面目な顔付きだった。その表情から嘘を吐いているようには見えなかった。
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