FF]

□プロローグ
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この学校のチャイムと共にクラスは一斉に生徒達の言葉で騒がしくなった。

『つっかれたなぁ』

俺の名前は葎。現役女子高生。だがしかし、よく言われるのは女のおの字が微塵もないと言われる。
…失礼だなぁ。ただあんなキャピキャピと騒いだりスカートを短くしたりなんてできねぇだけだし


空「本当に疲れたねぇ!」

そう言って俺に微笑みながら近づいてきたのは親友の空である。
ちなみに空は俺のクラスの隣だ

『早く帰ってFF]やりてぇなぁ…』

空「あれ?部活は?」


そう言ってきた空の言葉に俺はドキリとした。
そう、俺は弓道部に入っていた。空も俺と同じ弓道部。
正直言って部活はFFと同じぐらい好きだから毎日欠かさずに行ってる。
え?いや…別に部活の存在なんて忘れてねぇ。
あの、アレだ。…勉強のせいだ。うん、きっとこれは勉強の陰謀だ。


『しゃーねぇなぁ…いくかぁ…』

空「じゃあ着替えよっか!!」

だるそうに言う俺と打って変わって空はもの凄くたのしそうな笑顔を向けて言った。俺等は着替える為教室とは別の部屋に行き着替えた。
そして俺達は夜の7時まで部活を行い着替えた。

空「あれ?葎…」

『ん?あぁ…これか…』

不思議そうに見る空の目線には俺がはいているジャージのズボンだった。

『今日、水でビシャビシャになっちまってな…』

さっきの部活の時に偶々道場の近くにある花壇に水をあげていたらジョウロを落としてびしょ濡れになった。
そのことを俺は帰りながら空に話した。


空「うわ〜災難だったね。…でもさすがに下がジャージなら上もジャージにしない?」

『え?ダセェじゃん?』

空「今の姿をよく見て!?

俺はスカートが嫌いだからズボンになってよかったと言えば空は呆れたような表情をした。


空「あ、じゃあ私は此処で!」

たわいもない話ばかりをしていたからかあっという間に別れ道の所まで来た。
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