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□逃亡
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『それにしてもなんであいつは白のこと覚えてたんだろう…』


あいつとはシーモアのこと。
もしかして白と何か関係が…?


「あいつだけはなぜか記憶が残っているんだよ」

『へー…なんでだろうな』


白はまだ猫の姿に戻らず人間の姿のまま俺の呟きにおもしろくなさ気に答えてくれた。




『どのみち奴は最後に倒すんだ。だったら俺も早くあいつを倒せるくらい強くならなきゃ』



「…うん!そうだね!強くなってユウナ達を守ろう!」




そして俺と白お互い力強く頷いた。




『まず手始めにさ、アルベド語教えてくれない?』


「え?」


『ほら、リュックも仲間になるし、アルベド族との関わるイベントもいっぱいあったし…』



そう言う俺に対して白は"はいはい"といって苦笑混じりの微笑みを浮かべた。

「とりあえずキーリカから場所を移動しよう」

『?どうやって?』



そう言った瞬間白は突然何かの呪文を唱え始めた。え?なんで?



その時空から何か鳥らしきものがこっちに向かって飛んできている。


『…ヴァルファーレ…!?』


そう、召喚士の最初の召喚獣ヴァルファーレだった。
俺たちキーリカの建物から随分離れている。建物に損傷が起きないことを考慮したから


ヴァルファーレは俺が撫でれば気持ちいいのかもっと撫でて欲しいのか催促してくる。か…かわいいなお前!


白は乗りながらでも触れるから!と言って無理やり俺をヴァルファーレの体に乗せた。



『ちなみに今からどこへ?』

「まぁ、移動するから色々な場所へ行くよ。ちなみに言うとキーリカみたいな島とか村にはあまり行けないから覚悟すること」



俺…生きていられるかなぁ…
まぁ、そんなことを考えても時間は進むばかりだし…俺は覚悟をして修行に挑むことにした。






to be continue…
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