HIKAGE SERIES

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「いやー、本当に君との会話は楽しいよ」


「ありがとうございます」


スネイプはサジタに誘われて、家族での食事会に呼ばれた。


「私はそろそろ…」


スネイプがそろそろ失礼しようとすると、お酒の入ったサジタはなかなか帰そうとしなかった。


「お父様!スネイプさんも、明日お仕事があるのよ!いい加減にしなさい」

娘である、ベガに怒られサジタはシュンとしたのもつかの間、ウェイターがテーブルまできて


「お食事中失礼します。別室にファーシム様がお見えです」

「なに!あの堅物かが!なら挨拶にいく、ベガ!」

「じゃあ、スネイプさんをお見送りしてから行きますから、先に行っててください」


2人は席を立ち、出口へと向かった。


「今日はすいません、いきなりお呼び出しして」

「いえ、気にしないでいただきたい」

出口に向かう道みち、スネイプはウェイターの言葉が気になっていた。アリスが旅立ってから、ファーシム家との関わりも減ってる。挨拶にいったところで、今はお見合いをしてしまった身…合わせる顔がないかと思いながら、スネイプは扉を開け、ベガを先に通した。


すると、ベガが足を止め、

「あら、アリスさん」


その声にスネイプは耳を疑った。

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