HIKAGE SERIES
□+α
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“もし、マリアの卒業の日、教授を訪ねて来たら渡して欲しい…”
スネイプの手には小さなメモと未開封の手紙が…
スネイプは卓上のカレンダーを見た。今日は卒業式。
…。
「……なーーいーー!!」
「煩いわよ…」
「何がないの?」
マリアが騒ぐなか、ハーマイオニーは相手にせず、唯一相手にしたのはハリーのみ。
「手紙がないのー!!」
「あぁ、だって半年以上も来てないんじゃ?」
「そうだけど、親友の卒業の日ぐらい、くれてもいいと思わない?」
「…う、うんまぁ」
「アリスは忙しいのよ!ほら、もう行くわよ」
ハーマイオニーの一言で事は終わりを告げた。結果、マリアはふてくされた。
だが、マリアは諦めてなかった。
談話室から玄関ホールまで、来たところで何かを思い出したマリアは1人違う方へ駆け出していた。
「ちょっと、マリアどこ行くのよーー!!」
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