HIKAGE SERIES
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そして、ここは校長室…
「呼ばれた理由はわかっておるの?」
『あー、はい』
ここ数ヶ月の数多い反則行為…
罰則を受けるのは当然かもしれない。
「校則に違反したことは事実じゃからの……よって君に、1ヶ月間魔法薬学に一切関わらないこと……これを罰則とする」
『……関わらないこと、とは?』
「そうじゃな、授業に、本、考えることかの」
『要するに魔法薬に一切触れてはいけないと言うことですね』
「その通りじゃ……そしての魔法薬の授業に出ない分自由時間が増えると思ったのでの、課題を用意しといたからの」
『あっ、はぁ』
校長がニコニコで指したさきには大量な課題が……後ろで彼が笑っていることは無視しよう。
「それで、セブルスは溜まった事務処理を終わらせてもらおうかの」
今度はアタシが笑ってやった
「これだけでしたら我輩は失礼しますが」
「もう一つ大事なことがあっての、アリスにはセブルスの部屋に出入りするのも1ヶ月間は禁止じゃ」
『それは二人で会うなと言うことですか?』
「まぁ、近いものじゃが、廊下やあの場所なら何も言わんよ……それと1ヶ月間はこれを着けるのじゃ」
校長はシルバーのブレスレットを差し出してきた。
「1ヶ月間、魔法薬に関わることをしただけで、これが熱を持つようになってる」
要するに隠れて、魔法薬に関われないようにしてるわけか
『わかりました……これだけなら失礼します』
二人で頭を下げて出ていこうとすれば、何故かアタシだけ呼び止められ、彼だけ出ていった。
『何でしょう?』
「これが君、宛に来てたのでな」
校長は手紙を差し出してきた、受けとると見覚えのあるサインが……
『何故、ここから?』
校長はニッコリとだけ笑っただけだった。手紙をローブのポケットにしまい、ペコリと頭を下げ校長室をでた。
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