HIKAGE SERIES

□Z
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場所は変わり、医務室では……



「アリス……お願いだから目を覚まして」


マリアはベットの横で膝たちの状態でアリスの手を握っていた。

ベッドの上の#NAME1##は苦しそうに唸り、大量に汗をかいた。



「熱……上がり続けてるわね」


向かいに立つハーマイオニーが体温計手に呟いた。



「……このまま目を覚まさないなんて」



「ちょっと、マリア!!何言ってるのよ!!」



言い争いを始めた二人を必死でハリーとロンが止めていると



「騒ぐのなら出ていきなさい!!」



ピシャリとマダム・ポンフリーが止めた。



「助かりますよね?」



「今はなんとも言えません……原因が分かればいいんですがね」



マダム・ポンフリーが分からないんじゃ……駄目かも知れないと、四人が思っていると。



「アリスは我輩が直す!!」



五人の前に正気に戻ったスネイプが



「先生、戻った「アリスの症状は?」……えっはい」



そこからスネイプはマダム・ポンフリーから話を聞くと、その日からスネイプによる治療が始まった…………が、



「…変わらんか」



「先生?」



「クウィスか何だ?」



「アリスの薬、飲んだんですよね?」


「だからこうしてここにいるのだが」



「……本当に、完成してたんですね」



「……ああ。クウィス、こいつの研究していた所を知っているか?」



「ええ、まぁ」



「連れていけ」



「えっちょっ、先生!!」



マリアとスネイプはアリスの研究室に向かった。



「ここです」



スネイプは研究室の扉に手をかけたが、びくともしない。「鍵か…」杖を取り出して呪文を唱えたが開かない。隣に立つマリアを見たスネイプ…



「普通には開きませんよ…合言葉じゃないと」



「合言葉はなんだ?」



「それぐらい思い付いて欲しいんですけどね、まぁ今は急ぎですしね」



マリアはそっと扉に手を重ね合言葉を唱えた。



「ふぅ……S、E、V、E、R、U、S」“ガチャ”



扉は簡単に開き、マリアは中に入ったが、スネイプは固まっていた。



「あー、合言葉に驚いてるんですか」



「なぜ」



「名前を呼べないこと気にしてたみたいですよ。だから、練習してたんじゃないですか?まぁ、ひねくれものだから、一文字ずつだったんでしょうね」


「……そうか」



スネイプはやっとなかに入り、部屋を見渡して気になるレポートを見つけ、あのメモの内容に関わるものだとわかり、それをローブのポケットにしまった。



「我輩はもう行くが」



「私も行きます!!」



二人が出ると再び扉は固く閉じた。






それから数日後、アリスの具合は大分よくなった。




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