HIKAGE SERIES
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その頃大広間では…
マリアとハーマイオニーとハリー三人で宿題を片付けていた。
「はぁ〜、どうしたらもっと近づけるかな…」
羽ペンをおき、頬杖をついてため息をつくマリア。それに顔を上げずに羽ペンを走らせるハーマイオニーが口をひらいた。
「…その前に、いい加減アリスと口聞きなさいよ!」
「…ヤダ」
「あのねぇ…」
「…あっ、来たよ!」
あまりにも空気が悪いせいか、ハリーが話題を意地でも変えた。扉からアリスとロンが現れた…
「もう、居たんだ!」
「どこにいたの?」
「談話室で話してた!」
「そう…」
すると、一瞬にして空気が変わった。単純に、マリアのオーラが変わっただけなのだが…
「マリア!…」
「…何?」
「ごまかさないで…」
ハーマイオニーは大きくため息をついた。
アリスは黙々と夕食を取り、すぐに立ち上がった。
「アリス!どうしたの?」
『今日木曜だから…』
「ああ、いってらっしゃい…」
アリスは大広間を後にした…
マリアはアリスの背中を睨みつけていた…
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