HIKAGE SERIES

□V
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数日後…レポートが返ってきた。


「はぁ、いつもと変わらずだよな、ハリー」


「当たり前だろ、ロン」


「だよな…」


「あなた達が勉強しないのが悪いのよ!」


ここで怒るハーマイオニー。


「じゃあ、君は?」


「…C+よ…」


「まぁ、そんなもんか…姫は?」


「へへ…今回は頑張ったから、B+」


「凄いはね…マリアわ…さすがにもう、名前覚えられたんじゃない?」


「そうかな…ねぇ〜、アリスはどうだっ…えっ、」


「何してんの、アリス!?」


『…燃やしてるの』


アリスは杖でレポートに火を点けて、燃やしていた…


「点悪かったの?」


心配そうに聞くハーマイオニーにさらっと返すアリス。


『いつもと同じよ…』


「悪かったんだ…」


ハリーとロンが隣でクスクス笑ったが、すぐアリスが睨み黙った。


『(いつも通りAに決まってんじゃない…でも、採点の下のコメントが気色悪かっただけよ…なんて言えない…)』


「何黙ってるのよ?」


ハーマイオニーが不思議そう訪ねた。


『別に…私行くわ…』


「どこに?」


『いつもの場所…』


アリスはいつもの場所へ向かった…


残った4人は…


「気になってたんだけど…」


ハリーがふと呟き。


「いつもの場所だろ?どこだいそれ?」


ロンが答え。マリアが、

「私も知らないの…そこだけは教えてくれなくて、ハーマイオニー知ってる?」


ハーマイオニーに訪ねれば。


「いいえ…ただ、独りになりたいから、誰にも言わないのよ…」


簡潔な答えが出た。


「そうだね…さぁ、私も図書室行こう」


「また勉強?」


「ええ、OWLのためにも…」


「今日は付き合うよ…」


「えっ、ハリーが!じゃあ、行きましょう!」


2人は仲良く図書室に向かった。
残された2人は、


「…ハリー頑張るな」


「マリアももうちょっと気づいてもいいのに…」


「君どうするの?」


「談話室で勉強…」


「変身術の宿題手伝ってくれないか?」


「しょうがないわね…少しよ」


「ありがとう、ハーマイオニー…」


残りの2人は談話室に向かった。




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