SIYTHERIN
□新年企画…拍手集
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《セブルス編PART3》
1つのソファーに座るは2人。
私は隣座る彼の肩に頭を乗せた。
どうした?と聞きながら彼は優しく私の頭を撫でる…それが、とても気持ちがいい…
『…ううん、何でもない…紅茶入れ直すね』
私は2人のカップを持ち、立ち上がる…彼はすかさず…「転ぶなよ」と、声を掛けてきた…
『いつの話をしてるのよ?もう平気…』
私は軽く笑いながら、キッチンに立つ…
紅茶を淹れている間…あの時の事を思い出した…
『…でも、あれが告白になるなんて』
「何がだ?」
私は紅茶を持ち再びソファーに戻り…
『だから、“これからは僕のそばにいろ”って、今思えばあれが二人の始まりでしょ?』
「…だからなんだ」
『ストレートじゃないところがセブルスらしいなと思ったから…』
「…もういいだろその話は」
セブルスが軽く拗ねたので、私は自分の中でしばらく考えた…
あの時は自己表現が苦手なセブルスらしい告白だった。それから、数年後の…
『プロポーズも変だったよね!!』
「いい加減にしてくれ…」
セブルスは顔を真っ赤にして、
そっぽを向いてしまった。
『今年の目標は?』
「またか…」
─ これから先も… ─
いい終える前にセブルスは私に唇を重ねた
『…プロポーズ…“永遠に隣にいてくれ”…だっけ?』
「頼むから黙ってくれ…」