SIYTHERIN
□新年企画…拍手集
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《セブルス編PART2》
うわぁっ…ドテっ…
私は寮の入り口で頭から転けて…
さらに…ドスっ…
後から来た誰かに蹴られた。
『……いったーい』
「そんなところで転がってるからだ!!」
先輩は何もなかったように、
転がる私をまたぎ寮に入っていった…
私も起き上がり談話室に入ると…隅で本を読む先輩の隣に座った。
『何読んでるんです?』
「……煩い」
『ぶぅー…で、先輩?今年の目標は?』
「興味ない…」
『詰まんない…』
私は椅子から立ち上がり、部屋に向かおうとしたら…『あっ』…まただ…と、思ったら…顔と床の距離がすれすれのところで止まった…
『へ?』
顔だけ後ろを向くと。本を読んでるはずの先輩が私のローブを掴んでいた。
「お前1人は危なっかしい……から」
─ これからは僕の側にいろ… ─
『………えっ、いいの!!』
私は満面の笑顔を浮かべた…
数年後その話で盛り上がる日が来るとは知らず…