話
□SSS
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◆響也かなでニア>>ほのぼの、パソコン教えて!
「……うー、わかんないよー…」
「君も大概機械オンチだな。これぐらいのことが出来ないでどうする?」
「だってー…」
「……何してんだ?お前ら」
「響也っ!」
「あぁ。いい所に来たな、如月弟」
「弟言うなっての!……何だ?かなでお前、パソコンやってんのか?」
「うん。さっぱりだけどね」
「オイオイ……ちゃんとやれっての。支倉が教えてんのか?」
「あぁ。私もそれ程詳しくはないんだがね。小日向にどうしてもと頼まれて」
「ごめんね、ニア」
「構わないさ。いい暇つぶしになった。……しかし私もそろそろ、ある人物と約束をしていてね。そこで、如月弟」
「だから弟言うな!」
「では如月響也。後は頼んだぞ?」
「……は?」
「どうせ暇なんだろう?小日向にパソコンを教えてやれ」
「何だその上から目線……」
「ふふ、いいじゃないか。ふたりっきりで、それも小日向と密着しながら教えられるんだ。……役得だとは思わないのか?」
「なっ!声でけぇっての!」
「必死だな?」
「ふたりともー、なに内緒話してるのー?」
「あぁ、小日向。それがな?如月弟が――」
「わーっ!いい!いいからさっさと行け!」
「では、お言葉に甘えるとしよう。小日向、また後でな」
「あ、うん!ありがとニア!」
「ふふ、どう致しまして」
「…………響也」
「……んだよ」
「……優しく教えてね?」
(!!?)