恋人は同居人

only one time
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初めてあなたに逢った時…



本当に一目惚れってあるんだって



思ったんだ




出会いのシチュエーションとしては最悪だった?




私があなたの部屋を訪ねたら…着替えの真っ最中だったよね?




真っ赤な顔して怒るあなたの
スポーツで鍛え上げられた身体が凄く眩しくて…




壊れちゃうんじゃないかと思うくらい…胸が騒いだの



それから…あなたの人柄を知って…



ますます好きになった



真剣にサッカーと向き合い



精神力と忍耐力と、抜群の判断力を持ち合わせて



誰からも信頼されてる



ニカッと笑う…太陽みたいなあの笑顔



私に向けられる事はないけど…



純粋で、真っ直ぐで、不器用だけど…本当に優しい



そんなあなたが…



本当に大好き。



本当に…



想い続ければいつかは届く?



願い続ければ…気付いてくれる?



神様お願い…



一度でいいの…



たった一度でいいから…彼を私に…






・・・・・・・・・・・・



「ね〜え〜っ!一度だけっ!」



「ったくお前しつけぇよ!///服着ろバカ女!」



何考えてんだよコイツ



部活終わって部屋に帰ったら



真っ暗な部屋のベッドに



裸のアイツ



はぁ?!俺の部屋だよなっ?!って



マジで間違えたかと思って、扉を確認した



うん、間違いねぇ…



俺の部屋



「ねぇってばぁ〜一度だけでいいからっ♪ねっ?」



「いーやーだ!!!」



コイツは…その…ナニを…///



つまり…エ…///



エッチ…しよって言ってんだよな?///



「まさや〜♪ホラッ♪」



シーツを捲り、真っ白な肌を見せつける



「やめろって///俺そんな女嫌ぇだから!」



やべ…ちょっと口調キツかったか?



「雅弥………



じゃぁこんな感じっ?♪♪♪」



今度はシーツをツラツラと引き、ほっそい脚のギリギリのラインまで捲り上げる



「がぁぁぁぁ!違ぇよバカッ!///」



そりゃモロよりチラのが好きっちゃ好きだけどよ…



「お前何考えてんだよっ?!ヤりたいだけなら他をあたれ!」



かれこれ数十分…やる、やらないの押し問答



「…クスングズッ…雅弥がいいのに…(泣)」



は?



「初めては雅弥が良かったの…クスン…」



「お前…」



そりゃ俺も盛んな年頃だしよ…コイツかわいいっちゃかわいいよ…な?



いかんいかんっ!



兄妹だろ?!



「そうだよね…あたしとなんかしたくないよね…グズッ…」



いや…そこまでは…



「雅弥モテるから…あたしの事なんて好きにならないでしょ…?



だから…



クスン…



せめて…一度だけ…



先っちょだけでもいいからぁぁぁああ」



「ブッ!!バカッ恥ずかしい事言うな!!///」



そんなにしてぇのか?



まぁ俺もご無沙汰だし…



正直、見た目は好み



スタイルも悪くねぇし?



学校の連中だってかわいいって噂してる



いい匂いするし



無邪気に笑うとことか



意地っ張りな癖にすぐに泣くとことか



正直なとことか



皆を和ませるとことか



いいと思う



「そっか…そんなにヤダか…(泣)」



あれ?



なんだ俺…



好き…なのか?



「じゃぁ雅季にメガネ外してしてもらう…(T_T)」



シーツを身体にクルクルと巻き



ベッドから立ち上がる



「わわわっ!ちょい待ち!」



「何…?いいよ…無理しないで…雅季に頼むし…」



「いやっ…まぁ…相手しなくも…ないぜ?///」



アイツは扉に手をかけて



シーツから覗く、綺麗な背中を俺に向ける



「ごめんね…雅弥…お邪魔しました…スンッ…」



「好き!みてぇだ…俺…お前が…///」



言っちまった



お、おい…返事は?



人生初の告白なんですけど?



「あ…あの…?」



「雅弥ぁぁんっ♪」



「んっんん!」



アイツは俺に飛び付いて



顔面が変形しそうなくらいキスをする



足元には滑り落ちたシーツ



回した手には滑らかな背中と



括れた腰



「んじゃさっそく♪」



「えっ?雅弥?!」



「んだよ、あんたけ誘っといて」



「いやっ…そうだけど…まさかホントに…///」



ごちゃごちゃ言うアイツをベッドに引き倒す



「俺、準備出来てんだけどっ?」



固くなったアレが、アイツの腰にあたる



たちまち真っ赤になるアイツ



訳わかんねぇ



さっきまであんだけ恥ずい事平気でしといて



ま、取り敢えず



してから言い訳聞くか♪



一度だけなんて



んなの無理な話だからな?



これから毎日毎晩



嫌ってくらいしてやるよ







スタミナには自信あっから♪

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