12/13の日記

14:27
小ネタスク山
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「おかえり」


正直怒られると思っていた。長い間、連絡もなく帰って来なかったから。

けど、この恋人は普通に迎えてくれて。


「…あまりに遅いから、ご飯冷めちまった。温めなおさねーと」


察するに、こいつは毎日オレの分の飯を作ってくれていたんだ。いつ帰ってきてもいいように。

その食われなかった飯は、次の日の朝飯として食っていたのだろうか。

その時、どんな気持ちで食っていたのか。


それでも俺を抱きしめるこの腕が強いのは、寂しかった証で。


ああ、泣きたいのはお前だろうにオレの方が泣きそうだ。いっそ怒鳴られたほうが、こんなに胸を痛めることはなかっただろうに。


「……ほら、帰ってきたら言うセリフ、あるだろ?」


背中に腕を回せば、互いに体温が高くなっていく。

視界が歪んだのは、きっと疲れて眠いからだ。…きっと、そう。

少し息が辛くなったのは、きっと強く抱きしめられてるからだ。…きっと、そう。


「………ただいま」







オレの帰る場所は、いつだってお前の腕の中。













説明しよう!仕事かなんかでしばらく連絡も取れず帰ってこれず、やっと終わってタケシ怒ってるだろうなーと思ったら怒りを通り越して温もりに飢えてしまっていたタケシにスクアーロ大反省な話でした。(←そうだっけ?)


攻めに泣かせるのが好きです。



☆コメント☆
[やよい] 12-18 00:17 削除

可愛い!切ない!
ウチ好きです^^

攻めが困っちゃうとかも良いですね(笑)

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