『樹』の囁き


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異風の如く
一章。それは今まで感じたことのない存在…。

小夜風は凪ぐ
二章。各々の意思と決意は揺るぎなく…。

帆風を煽る
三章。耳を突くのは限りない力が叫ぶ魂の歌…。

常風が揺らぐ
四章。真実を知る術を持つ陽と陰を分かつ者…。

風光と巡る
五章。儚い強さが此処で見透す現と幻は…。

暁風で咲く
六章。忘却を恐れない至宝をこの胸に抱え…。

散る風媒花
七章。記憶の傷はこの心を永久に駆け続ける…。

風月へ唄う
八章。過去を語り終えた先にある未来に願い…。

黙する隙間風
九章。弱きこの心を捨てて流す涙は熱くて…。

去りし空風や
十章。命は闇と共に眠り魂は運命と共に…。



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