依存
□ジェラールと依存
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「私ね…、ジェラールが居ないと生きてけないの」
「そりゃ俺にとっちゃ嬉しい言葉だな」
本当の話よ?だって本当にもう貴方が隣に居ないと落ち着かない、貴方の為だと思わなきゃ魔法も満足に使えない、そして、
「貴方じゃないと、満たされないの」
ね、重症でしょ?と私は彼に問う。
「…ああ、重症だ。かなり重度な俺依存症だ」
ニマリと笑った彼の口元は嬉しそうだった。
「…ね、ジェラール、嬉しそうよ?」
「嬉しいに決まってんだろ、願ってもない事が目の前で起こってんだからよ」
勿論俺も、お前依存症だ。
相変わらずジェラールの口元は歪んでいた。
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ヤンデレ未満純愛以上
11.05.29