短編小説
□正月記念小説Part2
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ユウキ「ふぅ……。今年の始めはなんて良き日なんだ」
振り袖、巫女、この二つを写真に収めたユウキは至福と言ってもいいくらいに満足気だ。皆はそれに苦笑するしかないわけだが……。
ユウキ「それはそうと、音姫さん。新年明けましておめでとうございます。また今年もお世話になりますがよろしくお願いします」
音姫「いえいえ、こちらこそ明けましておめでとうございます。今年もよろしくねユウキ君」
皆新年の挨拶を済ませ、再び屋台を見て回る。 時刻は昼近くになり始めそろそろ空腹で腹が鳴りそうな時間帯である。
シア「そろそろお腹が空いてきたね」
はやて「そうやね、どっかの屋台でお昼代わりに食べよう」
はやての言葉に茜が「はいはいはーい!」と元気良く手を挙げ、皆の注目を取る。
茜「それならこうしない?いくつか食べ物と飲み物買って皆でそれをつつくの!」
凛「いいわね。それでいきましょう」
渉「よっしゃ!それじゃあそうと決まれば買いに行くか!」
杏「ちなみにお金は男子が全額出しなさい」
「「「「何!?」」」」
野郎共は集まり、自分達の有り金を覗き合った。
稟「マズイぞ、金が無い……」
士郎「俺は有るには有るけどセイバーの分で多分ほとんど飛んでいくH」
渉「マズイ!マズイぞ!俺も無い!さっき使っちまった……ム」
トキ「俺もそれなりに有るが…足りるか……?」
流「ふ、財布を家に忘れた俺には関係の無い話だなB」
タキ「テメェ、他人事のように言いやがって…ヤ」
オキ「俺もアウトだ。そうだ杉並、お前は……」
オキが杉並に話し掛けようとしたが、杉並不在。というかついさっきまで居たが奢りの話なってから姿を消したようだ。
義之「あ、あの野郎……。俺も無いしどうしたらいいんだ?」
海吏「やっぱ…家でゆっくりしてりゃよかった……C」
ユウキ「やれやれだ。かなりの窮地じゃないかこれ」
落胆する男性陣。ユウキとトキと海吏の分を足しても恐らく足りないのだろう、主にセイバーによっての出費が激しいし。
オキ「そういや、ツキジはどうした?」
タキ「お前は子供に払わせる気か!?ム」
ツキジは論外でしょうよ。あ、流もか。