市川座名九郎編 (完結)

□17話
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高校に入って、義務教育ではなくなったため、舞台より学業を優先する方針に従い、余裕が、出てきた私と違い、佐奈は大変そうだった。
佐奈の部屋への訪問はできるだけ毎日心がけていた。
私に甘えてきて積極的に接触を求めてくることも。
ああ、とても可愛い。
半年くらい経ってから、ゆっくり話を聞く機会を設けた。
佐奈からすれば、義理の母になる立場や小姑、小舅になる立場の人間からの監視などかなかなかきついらしい。
とくに、私との夜伽などは、かなり慣れてきて、私好みの開発が進んでいるため、嬌声も家中何処でもわかるくらい聞こえているらしい。
聞かせて欲しいし、抑えさせたくなくて激しくしており、私にはなにもいってこない。
その代わり、佐奈には散々イヤミやあてつけがある、という。
「でも、声を抑えようとすると、セイジは聞きたいって、すごく意思を示してくるのよね。それに、セイジの前では素直にいやらしくありたいの…」
このままだと、結婚は2年半くらいは先で、その間は使い捨てタイプの避妊道具を毎回用いていくつもりだ。
そして、ある日父に驚かされることを聞かされた。
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