詩
□紅い月
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十字架に絡まれた少女
感情無くした冷たい瞳
救世主なんて
格好つけた言葉いらない
今在るのは悲しい現実
出来るなら走馬灯の様に景色変えて
愛しいのは冷たく凍りつく血だけ
闇の空を見上げた
そこには真紅に燃える月がこっちを見てる
助けて私を助けて
そんな言葉通じないのは分かってるけど…少しを期待して
今私が在る意味
罪とかじゃないけど弄ぶために縛ったの
泣いても苦しんでも風景は変わらないけど
少女を遊ぶ哀れな欲魔(おとこ)
紅く燃える月が今涙を零した月だって生きてるの私はただもがき続けて助けを期待しながら
棘が肌に突き刺さる
真紅の血が流れ落ち
私の涙と重なる
強くなりたいとそこで思った
戦うの勝ち取るために私はやれば出来るから
今…痛みを越した硝子の様な棘は砕かれた
信じるだけでは生きては行けないから
紅い月を見てそう思う
強くなるため生きてゆくため
誰でも大切だと思う物を守るため
紅い月を見てそう思う