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□It and provocation
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それは俺から誘ったことだった
恋人同士の関係だった俺たち
何度も唇を重ねる仲だった
しかし『コト』はまだ起こしていなかった
いや、起こせなかった。
いつもすんでのところで止めてしまう
なぜなら、震えるゆちょんを見たくないから
俺を怖がって欲しくないから......
しかし体はゆちょんを求めていた
すべて俺のものにしたかった
いつも寸前でゆちょんは泣いていた
泣きながら呟かれる、大丈夫、には
全く説得力がなかった
そんな葛藤が悶々と続いた3ヶ月
ゆちょんから一緒に寝ようと言ってきた
しょうがないな〜
と言いながらOKしたものの
心はすでに期待していた
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