霧の先にある希望の虹
□クリスマス・スクランブル
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「話を戻すが、直斗」
「も、戻さないで下さい」
「否、直斗。私は言っただろ?自分の気持ちに素直に飾らない、直斗らしくすればいいと」
深雪が言った。
「リーだって素直じゃないし、お祖父さん譲りの頑固なとこあるが、ちゃんとできたぞ」
「そうだよ。やらないまま後悔するより、試して後悔したほ、がっ」
「ほし〜ぃもう少し寝てなさーい?」
「お休みなさいっ」
『……』
いつの間にか起きていたほしがまた余計なことを言い主人から圧力を受けた。
「とりあえず宝くじも買わなければ当たらないだ。」
ほしの言葉を言い換えて言った。
「そうだよ」
「直斗くんが誘わないなら、私が先輩誘っちゃおう」
といいながら携帯をだした。
「だ、駄目です。あっ///」
まんまとりせの誘導に乗ってしまい、顔どころか耳まで真っ赤になった。
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