霧の先にある希望の虹


□屈辱を誇りに変えて
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「あ、あそこに出口が」
「痛‥‥ありがとう、リー目が冴えたわ」
「(深雪さんって石頭なんだ‥)」
『―お、あそこから脱出できたんだ。凄い凄い、少しは出来るみたいだねぇ』
もっと楽しませてよとでもいうような笑い声が聞こえてきた。
「ここってあの莫迦がコントロールできるっぽいな」
「こんな風に盲目的な仕掛けがあるかもしれない」
この仕掛けも、深雪が偶然落ちてなければ分からなかった。
「とにかく、先に進もう」
勇希が言った。

今度はテープが切れて先に進んだ。

◆◆

「あれ、君たちまだいたの?」
「お前を成敗したらすぐにでる」
皮肉を嫌みで返せるのは深雪くらいなものだ。
「来てみたものの、ここ以外と退屈でさ。
そうだなぁ‥僕とゲームでもしよう」
「餓鬼か、餓鬼だな。餓鬼以下だ。餓鬼、餓鬼、餓鬼」
「深雪、地味にきついね」
「しかも最後連呼した‥‥」
深雪をよく知ったつもりだったが、やはり分からなかった。
「新記録は27回だ」
「数えたんですか
誰に何を言ったのか気になるが、聞かないでおいた。
「随分なものの言い方だね、まぁいいよ。そうだ、」
「わ、最低、強制参加?。だからエリート落ちするのよ」
『深雪さん、どれだけ足立さん嫌いなんですか!!!??』
足立も大人気ないが、深雪も深雪で大人気ない。
『―本当に、キミはおもしろいね』
「あったら、千刀叩破決定ね」
「深雪、本当に那智以外の男嫌いだね」
リアが言った。
『これから深雪さんにリアさんは、勇希君たちと別に行動して、勇希君たちは次の階までシャドウに会わないで来るのはどうかな』
「何
「別行動って」
シャドウならまだしも違法ポケモンもいるのに。
『ああ、サービスでポケモンをかすのは有りにしてあげるよ。どうせいうこと効かないと思うけど』



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