霧の先にある希望の虹


□辞令と大事件発生
2ページ/7ページ

カタカタ

「何か、段ボールがカタカタ言ってますよ?」
「デールはここ、ほしは膝、鼠‥‥じゃなさそうだな」

ほしを床におろして、そうと近寄った。
「国から何か紛れ込んだの?」
「ありゃりゃ‥‥?」
「深雪、何かあった?」
基本的に自粛なリアが聞いた。

「ウィウィ、だった」
深雪の手には亀がいた。
威容に大きいが、リアたちにとっては小さいくらいのサイズの亀だ。


★★★


『シントル。感情ポケモン
甲羅には「安らぎ、悲しみ、喜び、憎しみ、幸せ、不幸、過去、未来、現在」を観せる不思議な力がある」
深雪の前使っていたポケモン図鑑の詳細を見ながら言った。

今でいう『D○』のような形の温色のポケモン図鑑だ。
「タイプ:エスパー」
「てか、直斗読めるのか
図鑑にはΡΜ虹国の言葉つまり虹文字ででいるためわからないはずだ。
「リアさんと深雪さんに習いましたから」
読み書きくらいはできるらしい。

「ならったんだ」
「他世界の奴に虹語を教えてはならないって法律はないし、断る理由もない」
法律的に問題があるなら直斗も断っただろう。
「んでその亀「ウィウィよ」すみません。ウィウィってさ、どんな事できるんだ?」by
深雪は基本的に炎タイプのポケモンを中心として持っている。
「ウィウィは幻を観せたりできるんだ」
「ポケモンにもサポート専門や自分からは攻撃できないポケモンもいるからな」
「ポケモンは擬人化していたと伝書もあるからな」
ウィウィを頭に乗せていった。
「擬人化って人間になっていたんですか?」
「ああ、昔は『ポケモンと結婚した人間がいた。人間と結婚したポケモンがいた。それは普通で、あたりまえの事である』ってのもある」
「だから、虹島は戦争もしないし、種族差別には厳しい国なんだ。生き都市活けるもの助け合い、支え合え。幸せはこない、己で作れってあるから」
「良くそんな長いの覚えられたな‥‥」
「基礎知識だ。そうだ、ウィウィの幻を見てみるか?未来でも過去でも観せられる。ただし近世代だがな」


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ