霧の先にある希望の虹


□バレンタイン・スクランブル
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2月14日


「で、なぜ私の厨房でチョコを作るんだ?」
深雪が呆れも通り越して感心したように言った。

直斗は例のごとく道連れになり、深雪にあやまった。



「だって、深雪さんの台所広いし、設備が整ってるから」
りせは営業スマイルをつかった。
「光熱費払えって言っていいからしら?良いわよね?」
しかし深雪には効果が無いようだ。

「深雪、顔がシカミになってる」
深雪のクマシュンの霙-みぞれ-を抱っこしたリアが言った。

「ね、何作ろうか?」
雪子が持参したチョコの本を開いて言った。
「無視か‥」
ため息をついて、調理台に道具をだしにむかった。

「私、トリュフがいいな」
とりせ
「私はガトーショコラに挑戦しようかな?」
と雪子
「私は生チョコがいいな、ほら四角いやつ」
と千枝
「深雪、深雪。私もやりたい」
と真美が言った。

「OK、じゃ私も手伝うわよ」
「直斗は何作る?」
「え、えぇっと…」


「深雪。エクレア、ガトーショコラクラシック、ザッハトルテ、フォンダンショコラ、チョコムースケーキガトーガナッシュ、フロマージュショコラ、チョコビスコッティつくって」
「簡単なのから、マニアックなものまで要求するな!!」
直斗が作るのを選んでいたら、リアがいつも見たいに深雪に食べ物を要求した。

「仕方ないクク、レレ、ドド、ゴゴ買い出し頼む」
深雪は御三家炎ポケモンたちに言った。

結局作るらしい。




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