霧の先にある希望の虹


□決戦の舞台へ
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「深雪さん、最強‥‥」

足立を捕まえる為に再びテレビの中に入り、ダンジョンを進む中、小休憩で入った数少ない安全地帯にいたキツネに3分の1以下になったSPを回復してもらったが、なぜかキツネとコミュがないはずなのに格安だった。
「懐いてるとはいえ、あのキツネなのに‥‥」
そういえば、リアが撫でたりしたらアイテムを必ずくれるらしい。

「そういえば、昨日聞きそびれましたが‥‥リアさんの昨日のあの格好って」
「ああ、あれは『神化』まぁ変身?見たいなものだ」
「ま、昨日は私に居場所を教える為になっただけだけどな」
「深雪さんもなれるんスか?そのカミカってやつに」
なんでもないように言う深雪に完二が聞いた。
「もちろん、因みに神子によって格好は違うけど‥‥ここだ」
途中で深雪が言うのを止めて目を細めて言った。

「いるね、確かにあいつ―足立が」
リアが言った。
深雪が勇希たちを見回した。
「大丈夫です」
皆が頷いた。
「じゃあ、おい入りたくないが入るぞ
『やっぱりソレなのね、てかテープを蹴り開かないで頼むから』
皆の声が見事に重なった。
自分の空気にするどころか、皆も自分の空気に巻き込んでいる。




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