霧の先にある希望の虹


□純白の羽根と虹色の羽根
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深雪視点

「パッチィッ」
「デール、あんまり遠くにいくなよ
私の茶色のパチリスにいった。つまり色違いだ。
一般的に栗鼠と通ため散歩につれてこられる。

「ふぅ…」
東屋にある椅子に座り小さく息を吐いた。
稲羽の怪奇事件は勇希達から聞いたし、ニュースでも見たから知っている。
それが、勇希達の学校の教師を撲殺した犯人を真夜中テレビに入り捕まえた。その犯人『久保美津雄』が自分で今まで起きた事件も自分がやったと言った。
「何故嘘だと指摘しない」
私のいた国なら真相を調べるのに、この世界のやつらは腐ってる。めんどくさいからと自白したとはいえ全てを押しつけるなんて。
やってもないのに『自分がやった』と言わせるまで罵る奴がへず、余計に非行に走る子供が増えるんだよ。

「別だ。三人否『四人』‥‥」
もしもの時は呼び出すしかないよな。
「リスさん待って」
「パチパッチイッ」
デールが私の肩に飛び乗った。

「あっ……こ、んには…」
「今日は」
小1だろう。私は敵意を消してバニラに向けるような笑顔をした。

「お姉さんのリスですか?」
「うん、デールっていうんだ。大切な家族だ」
普段の愛称パターンではないが、ふっと思いついたのがデールだった。



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