レジェンド・ウィング 完


□七章 幻影の邂逅
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「スタ…ブゥー……」
ほしがぐったりして弱々しく鳴いた。
「ほし、まだ調子悪いか」

ほしはこの二、三日具合が良くなく擬人化もできない。

「大丈夫か?」
「ΡСまでまだかかるが、やっぱり連れていったほうがいいな」
オレンの実やオボンの実をあげたり、元気の固まりをあげたりしたが一向に直るようすがない。

葉月も最近気づいたが、規律や人道に厳しい深雪だが実は人一倍心配性なのであると。見境ないシスコン(にくわえフレコン)なのもそれがあるからだ。

「そうした方がいいでしょう」
「ああ、頼むよフレイム。
リー私は一足先に次の町にいくな」
「了解。ΡСで合流でいいね」
深雪はほしをボールに戻したら、原形に戻ったフレイムの背中にのった。
フレイムは火の粉を撒き散らしながらとんだ。

「僕たちもいこうか」
葉月はこくりと頷いた。
二人には気軽に伝説と云われる鳥ポケモンにのるのになんの疑問に思わない。

「ほし大丈夫だといいが」
「炎ポケモンの体に(ある意味ジョーイさんより)詳しい深雪もこんあくしてるんだ」
「シュー、困惑だ」
葉月は沢庵と蒟蒻のなかまだと思っているもようだが、リアが違いを教えた。




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