レジェンド・ウィング 完


□五章 誰にだって一つや二つ弱点がある
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深雪はククをボールに戻して、フレイムに乗った。
擬人ポケモン―ペラップも原型になり、主人-雛芥子-の肩に乗った。雛芥子は深雪の後ろに捕まった。

「じゃフレイム、頼むよ」
「まかせてください、ひとっ飛びです」
ビュウと火の粉を撒き散らして羽ばたいた。


◆◆◆


「アリアドス、“毒づき”」
シュネーはエレブーに破壊光線。シルヴィアはラクライに居合切りをした。

「トレーナーの指示がないのによくここまで‥」
「随分と懐いてるな余程、その少年がすきなのだな」
小馬鹿にしながらも必死に応戦している。

「(そういえば、リアのメンバーに電気タイプが居なかったな‥‥深雪くんはククとほしだけ連れてきたって言ってた。そもそも)
アリアドス逃がさない様に、“蜘蛛の巣”だ
仁はある考えにたどり着いた。

「(雷が苦手なんだから電気タイプの技を使えるポケモンがいないんじゃないか)」

補助として違うタイプの技を覚えさせるトレーナーは多くいるはすだ。
深雪だってそうだ。だが、リアは雷を精神的に怯えている。だから、メンバーにも、技も電気タイプは無い。



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