レジェンド・ウィング 完


□一章 砂地の出会いと再開
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「くぅっ、何とか突破しないと」
「てか他のポケモンも巻き込まれているね」

冷静なリアが言った。

「あ、リー。あれ」
「サフィン
琥珀色のイルカ。砂の中を泳げるように適応した姿。間違いなくサフィンだ。因みにシャフィンとも呼ばれる。
「色違い?しかもまだ子供じゃないか」
図鑑に乗ってるのはほぼ成人していて、身長体重は平均のため統一しがちだが、人間に個人差があるようにポケモンにも差は当然存在する。
「っ砂嵐が弱くなってきた
「時間が来たのか‥‥てか、このままだと砂地に叩きつけられてしまうぞ」
深雪が舌打ちまじりで言った。
「くっう、きゃあ
突然ポケモンが突っ込んで来て小脇に抱えられた。

「ハッサム

砂嵐の影響を受けない鋼タイプだから、この砂嵐の中でも難なく動いている。
「えっ?」
「あぁ
ハッサムは、リアを脇に抱えるとククの手をひき、砂嵐から脱出した。

「大丈夫かい?って深雪
「あ、お前はっ仁じゃないか」
「深雪、誰?」
リアは一旦手を突いてから、体制を直した。
「駿河 仁、昔からの知り合いで、一様私たちより年上だ」

黒髪に高い背。優しそうに見えるが、体格的にはがっしりしていて成人男性らしい。

「こっちに着ているのはしっていたが、まさかここで再開するなんて思わなかったよ」
「こっちの台詞だ」
ククに解放されて言った。

「そっちの子が噂されてる相棒かい?」
「親友よ。私の相棒はクク」
掘り返すなと深雪が言った。

《詳しくは序章の話をお読みください》


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