レジェンド・ウィング 完


□一章 砂地の出会いと再開
3ページ/8ページ


道を示す看板をみてようやく中間地点に着たとわかった。

「もうすぐだな」

ディグダの縦断を待ちながら言った。心なしか、集まってる為かダグトリオに見えてしまうのは気のせいか?

「やっととぎれたか」
「早くいこう‥‥あっ」
「わぁっ‥

目の前でナックラー、ビブラーバがいた。
それも大量に。

あるいみ珍しいので感心しただけだが。

「産卵時期なのか?」
「進化時期かもしれない‥」
とりあえずバトルしないと進めないため、深雪はククとほしを出して、リアはシルヴィアをだした。
深雪が足に戯れ付いてきたナックラーを擬人化したククがはがして投げた。

「俺も水対策はあるが、さすがに地面タイプはな‥」
「リーはどうだ?」
「グレッチャーとかノエルは手持ちにいない。オーシャンは海(普段から放し飼い)だから」
「ベリーは?草タイプだろ」
「ベリーは瀕死だ」

メガニウムのベリーはバトル疲れで瀕死で休憩中である。
「やはり薬買い出ししておくべきだったな」
「そうだね‥‥」

そんな会話をしていたら、ククが深雪に飛び付いてきたビブラーバを引き剥がしたら思いっきり投げて自分の腕に抱き締めた。



「ナク、ナクラー
「ナクラナクナク
一部のナクラーが喧嘩を始めたらしく言い争い?をし始めた。

「え?」
「あ」
「嘘っ
「なぁっ
喧嘩に回りのナックラーやビブラーバ達にリア、深雪達が巻き込まれてしまった。
砂嵐が激しくなり、砂地で立って居るのさえ困難で今にも吹き飛ばされそうだ。

「うっ〜ぺっぺっ口に砂がはいってくるっうぇっ」
「凄い砂嵐だね」
「そんな事言ってる場合ではないだろ
「くぅ、リア手をっ」

細かい砂が体にあたって結構痛い。

「く、リー。手伸ばせっ
「うん‥っ」
竜巻と砂つぶで遮られながらも手を伸ばす。
「よしっ‥掴んだ

ククも深雪を守るように抱き締める腕な力を込めた。
「くっそぉっ」
「いくらシュバが駿足でも、これじゃあ突破できないよっ‥」
リアのシュバことシュヴァルツは色違いねドンカラスだ。
ヤミカラスの時からスピードを自慢していて、進化した今でも健在している。
野生のボスのドンカラスは手下のヤミカラスに餌を探させて動かないため肥満気味になるが、リアのシュヴァルツは無縁である。


.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ