霧の先にある希望の虹


□氷の貴公子と探偵王子
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リア視点

「あのお嬢さんだけ。
記憶、上手く消せてなかったようだな」
深雪が、コップにお酒を灌いでいった。
確かにあの場にいた人は、僕が『ペルソナ』を使った前後の記憶を消したはずだが、あの直斗だけは漠然と残っているようだ。

「まあ、間に合ってよかったよ」
深雪は結局色々手を回して僕のちょっと違法しても大丈夫のようにしてくれた。

「深雪あの直斗って娘、いつ女だって気付いたの?」
僕は警戒して心呼んでたから気付いたけど。
「いや、分かるだろ普通」
そうだ。深雪はそうゆう感は鋭いんだった。

「だが、まさか縁がこんな形でできるとはな」
「えにしが‥‥?」
「卯月勇希達の間違え、勘違いを正す関係者。とな」
「干渉を越えられるから、教えないんだね」
「私たちには制限はないがな。
だが、あいつらはこれから強くならないといけない運命のために」
「いるの?特捜隊の中に」
「運命は自分で決め、変えるものだ。
さって今日は何を作ろうか」
深雪自身何を予知したのかどうでもいいと思っている。
深雪は後悔はしないように毎時間生きている。だから、僕は深雪の選んだ道を信じてる。いつか別れ道が来るまで、深雪の幸せを祈る。

もう深雪が泣くのを見たくない。僕の大切な親友なんだから。

深雪にはもう何も失ってほしくない。



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