サザザさん

□ニラちゃんとイクサちゃん〜その青春〜
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第二章
ニラちゃんとイクサちゃんとその青春

あの事件から数カ月後
ニラちゃんは施設に預けられた。
ニラちゃんの両親は事件により死亡し、祖父と祖母は連日押しかけるマスコミによる疲労で、ドライブに出かけ心中し、ニラちゃんには親がいなくなった。
カシオとフカメは、カシオの友人であるハナサバさんの家に養子となった。ハナサバ家はニラちゃんを受け入れることはできなかった。
さすがに金持ちといっても三人を新たに家族にするというのは不可能なことらしい。
そして、ハナサバ家の大黒柱による提案により、ニラちゃんは施設へ預けられることになった。

最初、カシオとフカメは反対していたが、ハナサバ家の父が「なら、三人とも施設がいいかな…」というとカシオとフカメは固まった。
かくして、ニラちゃん一人が施設へ行くことになったのである。
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